碧の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
「碧」は色を表す漢字で、子供の名前にもよく使われます。しかし、名前に使おうと思っても実際にどんな色かわからないという人も多いのかもしれません。「みどり」とも「あお」とも読めるこの漢字は、結局何色を表すのでしょうか?「碧」の意味や由来、名付けのポイントをご説明します。
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「碧」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 14画 |
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音読 | ヘキ |
訓読 | あお、みどり |
名乗り | あおい、きよし、たま |
意味 | 1. 緑。青
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由来/ 成り立ち |
宝石を意味する「王(玉)」と、輝くことを意味する「白」、石を意味する「石」が組み合わさり、光り輝く宝石のような石を表現。 |
説明の 仕方 |
碧玉の碧 |
「碧」の意味や由来は?
碧は「緑に近い青緑色」を意味する漢字ですが、元々は光沢のある美しい石を指します。漢字を「王」「白」「石」の3つに分解すると、その由来が見えてきます。
「王」は元は「玉」と書いて宝石を表し、「白」は輝くことを、「石」は石そのものを意味し、これら3つが組み合わさって、光り輝く宝石のような石のことを表現するようになりました。特に青緑色の光沢をもつ石を指して使われたことから、「青緑色」を意味するようになったとされます。
「碧」とはどんな色?「翠」との違いは?
「アオ」や「ミドリ」と呼ばれる「碧」の色を表現するのは難しいですが、基本的には緑色をベースに青色を混ぜた色と考えてください。ただし、碧玉と呼ばれる物質は、石英と呼ばれる鉱物が集まってできたもので、不純物の違いで青色が強くなることもあれば、緑色が強くなることもあります。青色が強い場合には「碧(アオ)」と読み、緑色が強い場合には「碧(ミドリ)」と読むともいわれます。
「ミドリ」と読む漢字は、ほかにも「緑」や「翠」があります。「緑」は植物が生い茂ったような緑色を表現し、「翠」は「碧」に似た青緑色と表現されます。「碧」と「翠」は違いがわかりにくいのですが、「翠」はカワセミという鳥の羽の色を表現していると言われ、「碧」よりも少し鮮やかな緑色のイメージといえそうです。
「碧」は「アオイ」の読みが人気!
「碧」は、「アオイ」と読ませる一文字名前で使われることが多く、男の子と女の子どちらにも人気があります。明治安田生命の名前ランキングでは、2014年に一文字名前の「碧」が男の子で25位、女の子で87位にランクインするほどです。
「アオイ」の響き自体は、同ランキングでほぼ毎年のように男女そろってランクインする中性的な響きなので、碧生(アオイ)、碧衣(アオイ)といったように「イ」の読みの漢字を組み合わせて、性別を表現するのも良いかもしれませんね。
「碧」を一文字名前以外で使う場合は、組み合わせる漢字で一工夫されます。
男の子なら「ト」や「マ」など名前の最後に人気の漢字を組み合わせて、碧斗(アオト)、碧人(アオト)、碧真(アオマ)という名前が多く見られます。
女の子なら碧音(アオネ)や碧葉(アオバ)など、女の子らしい漢字と組み合わせて使うとかわいらしさが際立ちますよ。
光輝く「碧」色に希望を込めて
「碧」からはキラキラした光り輝く宝石がイメージされます。そこからは「彩り鮮やかな様子」「宝石の透明感」「光沢のある美しさ」などが連想できますね。また「青」と「緑」の中間色は「落ち着いた」色合いなので、「信頼感」「安心感」なども感じさせてくれます。
「碧」のキラキラと光り輝くイメージからは、赤ちゃんの汚れないキラキラとした瞳と重ねあわせることもできます。「きれいな澄み切った心をもつ子に育ってほしい」「目を輝かせて何にでも興味をもつ子になってほしい」といった願いを込めてあげることもできそうです。また、その色味の雰囲気から「いつも落ち着いて優しくできる人になってほしい」という願いも考えられますね。
さらには、「碧」が表す色を活かして「誕生石」と紐づけることもできそうです。「ミドリ」色の誕生石といえば5月のエメラルド、「アオ」色といえば9月のサファイアを連想させるので、その石言葉を願いに込めることもできそうです。
「碧」がもつ色や宝石としての姿から想像を膨らませて、素敵な名前を赤ちゃんにプレゼントしてあげてくださいね。
【組み合わせて使われる漢字】
碧斗(アオト)
碧希(アオキ)
碧志(アオシ、キヨシ)
碧唯(アオイ)
碧依(アオイ)
碧那(アオナ)
碧美(キヨミ) など