の意味は?名付けのポイントを徹底解説!

「宇宙」を連想させる「宇」の漢字。「スケールが大きい」「壮大」などのイメージから「名前に使ってみたい」と考える人も多いのではないでしょうか。ただ、一字で具体的にどんな意味をもつかご存知の人は少ないかもしれません。「宇」の意味や由来を理解し、素敵な名前を考えられるように名付けのポイントをご説明します。

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「宇」漢字の読みや画数の基本情報

画数 6画
音読
訓読 のき
名乗り いえ、うま、たか
意味

1. 軒。ひさし。のきば。
2. 屋根。家
3. 無限の空間。天地四方
4. 天。空
5. ところ。あたり
6. 心。魂。精神。器量

由来/
成り立ち
「宇」は建物の屋根を表している。転じて、「(あるものを)ドーム状に覆うもの」に対して使われるように。
説明の
仕方
宇宙の宇

「宇」の意味や由来は?

天

「宇」は、建物の屋根を表す「宀」とゆるやかに曲がったものを表す「于」を組み合わせた漢字です。そのため、もともとは「(ゆるやかな)建物の屋根、家」を表していました。

ここから派生して、家の屋根のように、あるものをドーム状に覆うものに対して「宇」を使うようになり、地球を覆う「天、空」やさらにその向こうの「無限の空間」をも指し、「宇宙」と使われるようになりました。

「ウ」の響きが有名な「宇」

「宇」は小学生で習う漢字で、「宇宙」という熟語も有名なので多くの人が「ウ」の響きを知っています。名前には古くから使わており、1939年生まれで日本屈指の貿易商社・伊藤忠商事の元社長、丹羽 宇一郎(ウイチロウ)さんにも「宇」は使われています。最近では、男の子なら宇汰(ウタ)や宇琉(ウリュウ)、颯宇太(ソウタ)など、女の子では宇海(ウミ)や美宇(ミウ)、由宇(ユウ)など特徴的な名前を考えられます。
普段聞きなれた名前の響きも「宇(ウ)」を当てることで新鮮な字面になりますね。

ちなみに、「宇」には「高い空」の意味から生まれた「タカ」という名乗りがあり、弘宇(ヒロタカ)や宇翔(タカト)と使われることがあります。ただ、「ウ」の印象が強いので、初見では「タカ」と読まれない可能性はあります。

スケールの大きさを感じさせる「宇」

無限に広がる「壮大な宇宙」を連想する「宇」は、可能性を秘めた一字だといえそうです。「大きな心をもった子に育ってほしい」「可能性に満ちた人生を」と「宇」を贈ることができますね。
また、もともとの漢字の意味である「屋根、家」から、どっしりと構えて「ゆるぎのないもの」「頼りになる存在」と連想し、「宇」に「力強さ」に関連した願いを込めることもできます。

「宇」のつく名前を贈ると、「大きな希望」と「大切なものを守れる強さ」を兼ね備えたたくましい子に育ってくれそうですね。

読み方は多くありませんが、漢字の組み合わせを楽しみながら、「宇」を使って素敵な名前を考えてあげましょう。どんな成長を遂げるのか想像すると生まれてくるのが待ち遠しくなりますね。

【組み合わせて使われる漢字】
(ウタ)
(ウリュウ)
(ソウタ)
(タカト)
(タカヒロ)
宇(ミウ)
宇(ユウ) など

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