惺の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
「惺」は2004年から名付けに使えるようになった目新しい漢字です。日常生活ではあまり使われることのない字ですが、字面に「心」と「星」があってどこかロマンチックな印象を与えるかもしれません。漢字の意味を理解して、名付けに活かせるように「惺」の由来やイメージといった、名付けのポイントをご紹介します。
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「惺」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 12画 |
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音読 | ショウ、セイ |
訓読 | さと(る) |
名乗り | あきら、さとし、さとる、しず、しずか |
意味 | 1. さとりがよい。さとい
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由来/ 成り立ち |
「惺」は「澄みきった心、清い心」を表わす。澄んだ空に現れる「星」と「心」を組み合わせたことに由来。 |
説明の 仕方 |
「忄(りっしんべん)」と「星」を組み合わせた字 |
「惺」の意味や由来は?
「惺」の成り立ちはシンプルで、心の働きを示す「忄(りっしんべん)」に「星」が組み合わさったことに由来します。ツクリの「星」は「澄み渡った綺麗な空に見える星」を意味することから、「惺」は「澄みきった心、清い心」を表わすようになり、転じて「静か」や心や頭がすっきり晴れて「さとりがよい」の意味をもつようになりました。
「さとること」を意味する「惺悟(セイゴ)」という言葉くらいしか熟語が見られないため、普段の生活では馴染みがないんですね。
「惺」は名前で人気の漢字?
「惺」は「心」と「星」を組み合わせた美しい字面をもつため、2004年の人名登録以後、名付けで徐々に人気が増しています。2008年には男の子の「琉惺(リュウセイ)」の名前で明治安田生命の名前ランキングにもランクインしています。
音読みの「セイ」「ショウ」の響きを使って勇惺(ユウセイ)や功惺(コウセイ)、惺真(ショウマ)など最近よく耳にする人気の名前を考えられますし、「さとりがよいこと」の意味から生まれた「サト」「サトル」の響きを使えば一文字名前で惺(サトル)や惺志(サトシ)、女の子で惺美(サトミ)や千惺(チサト)、未惺(ミサト)と考えることもできます。
「賢さ」「雄大な自然」を連想させる「惺」
「惺」は「さとりがよいこと」「心が静か」の意味から「賢さ」「感覚の鋭さ」「落ち着き」を連想させます。
また、ツクリに「星」があるので「雄大な自然」や「宇宙の広がり」を思い浮かべる人もいます。果てしない広がり、まばゆい光、ロマンチックな印象を与えてくれそうです。
ただし、良くも悪くも「最近」名付けで目にするようになった漢字であることは覚えておきましょう。「聖」「成」「生」といったほかの「セイ」の響きをもつ漢字に比べて新鮮な印象を与える一方で、見慣れていない人は「サト」「サトル」などの読みが分からないこともあるようです。
「惺」を贈って輝かしい人生を願う
見慣れない「惺」の字だからこそ、この漢字を選んだ理由や願い、想いを言葉にしておくことは大切です。
たとえば「澄み切った心」「さとりがよいこと」から「誰にでも清い心で接する子に」「さわやかな子に育ってほしい」「冷静に状況判断ができる聡明な子に」と考えることができますね。
また、「星」の輝きをもとに「輝かしい人生に」なるよう「惺」を使ったり、「宇宙の広がり」をもとに「たくさんある中から自分だけのきらめく長所を見つけてほしい」と表現したりもできそうです。
「惺」の意味や由来、名付けのポイントを活かして、赤ちゃんの将来に期待を込めて素敵な名前を考えてあげてくださいね。
【組み合わせて使われる漢字】
功惺(コウセイ)
惺志(サトシ)
惺真(ショウマ)
勇惺(ユウセイ)
琉惺(リュウセイ) など