成の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
「成」の字を目にすると「成長」や「成果」「成績」などの熟語が思いつきますね。その他にも「完成」「成敗」「成立」など、馴染みのある言葉はたくさんありますが、実際にはどういった意味をもつ漢字なのでしょうか。素敵な名付けができるように「成」の意味や由来、名付けのポイントをご説明します。
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「成」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 6画 |
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音読 | ジョウ、セイ |
訓読 | な(す)、な(る) |
名乗り | - |
意味 | 1. 出来上がる。仕上がる。変化する
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由来/ 成り立ち |
「丁」が「クギ」の形を、「戊」が「マサカリ、オノ」を表し、道具を用いて建物などが「仕上がる」という意味に。 |
説明の 仕方 |
成功の成 |
「成」の意味や由来は?
「成」は「出来上がる、仕上がる」「成り立つ」の意味をもつ漢字です。この由来は漢字を「丁」と「戊」に分解すると見えてきます。
「丁」と「戊」はその形から、それぞれ「クギ」と「マサカリ、オノ」を表す文字です。この2つが組み合わさって、道具を用いて組み立てる様子を表現し、建物などが「仕上がる」という意味ができたと考えられています。
別の説によると「マサカリ、オノ」の武器を使って敵を制し、平和な状態が「出来上がる」となったともいわれます。そこから、「ないものが出来上がる→成り立つ」という意味が生まれ、「成し遂げる」と動詞で使われるようになりました。
「成」の名付けのポイントは?
「成」は男の子の名前に人気の漢字です。明治安田生命の名前ランキングによると、2010~2015年の間で「成」を含む名前が何度も上位にランクインしています。2015年に優成(ユウセイ)が43位にランクインし、他にも皇成(コウセイ)、龍成(リュウセイ)のように「セイ」の響きで使われた名前がよく見られます。
昔は「ナル」や「シゲ」の響きがよく用いられ、和成(カズナリ)や明成(アキシゲ)などの名前で使われていましたが、よく使われる響きも時代で変化しています。
女の子の場合は、「セイ」の「セ」だけを読ませて成那(セナ)、「ナル」の「ナ」だけを読ませて悠成(ユナ)と使われることが増えました。「ナル」の読みで成美(ナルミ)のように優しい響きの名前も考えられるので、様々な組み合わせを検討してみてくださいね。
一文字で成(ナル)と読ませる名前は特徴的で、男女ともに見られますよ。
【「セイ」の響きをもつ漢字】
「誠」「聖」「生」「晴」「星」など
「成」の一字に大きな願いを込める
「成」の漢字を使って名前を考えるときに、すぐに思いつくのは「何かを成し遂げる人になってほしい」「大きく成長してほしい」という願いではないでしょうか。
「成」には他にも「平和な状態が出来上がる」という意味から派生して、「和解する」の意味もあります。ここから「心穏やかに、平和を好む子になってほしい」という想いも込められます。
「成」は「仕上げる、行う」など主体的に物事に取り組む様子を想起させてくれます。大きく成長し、何かを成し遂げる可能性を秘めた子になるように、「成」の漢字を使って素敵な名前を贈ってあげてください。