の意味は?名付けのポイントを徹底解説!

「力強くたくましい」印象が感じられる「勇」。新選組局長の近藤勇(イサミ)など、古くは一文字名前で使われていましたが、「ユウ」の響きを使った名前も最近ではよく見られるようになりました。どんな名前に使われるか具体例も交えながら素敵な名前を見つけられるように、「勇」の名付けのポイントをご説明します。

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「勇」漢字の読みや画数の基本情報

画数 9画
音読 ユウ、ヨウ
訓読 いさ(む)
名乗り いさお、いさみ、いさむ、お、さ、そよ、たけ、たけし、とし、はや、ゆ、よ
意味

1. 勇ましい。元気がある。強い
2. 思い切りが良い
3. 勇む。奮い立つ。勢いこむ
4. つわもの。兵士

由来/
成り立ち
「甬」と「力」を組み合わせて「(体の内側から)力が突き出して注ぎ込まれる様子」を表現している。
説明の
仕方
勇気の勇

「勇」の意味や由来は?

踏み出す

「勇」は送り仮名をふって「勇(いさ)ましい」と読み、そのまま意味も表します。「勇ましい」とは具体的には「元気がある、気力がある」「強い、敵を恐れない」などを表した言葉です。

この由来は、「甬」と「力」に漢字を上下に分解すると読み解くことができます。「甬」は水をすくい上げる「細長い手おけ」の形を表し、中身が空洞で奥が深いことから、ここでは「通り抜ける、突き通す」の意味で使われています。「力」は畑を耕すための道具「耒(すき)」を表し、2つを組み合わせて畑を堀り起こす際に、「(体の内側から)力が突き出して注ぎ込まれる様子」を「勇」は表現しています。ここから「たくましさ」や「力強さ」に関係した様々な意味が生まれました。

昔から男の子の名前によく使われている「勇」

「勇」は、古くは男の子の一文字名前で「イサオ」「イサミ」「イサム」「タケシ」などの読みを当てて使われていました。明治安田生命の名前ランキングによると、1916〜1947年まで常にトップ10にランクインする人気があり、この理由は戦時中という時代背景があったためです。当時はそのほかにも「勝」「進」「」などの名前も人気だったようです。
最近では「ユウト」「ユウキ」「ユウタ」など、「ユウ」の響きをもつ名前が人気なので、勇翔(ユウト)や勇紀(ユウキ)、勇太(ユウタ)、勇磨(ユウマ)、勇弥(ユウヤ)などと使われることが多いです。
ほかにも、「勇」には「ハヤ」という名乗りがあるので、「ハヤト」の響きに勇斗や勇人と当てた名前をつけることもできますよ。

孔子が説く「勇」とは何か?

「勇」は「勇ましい」の意味で古くから人々に親しまれ、様々な言葉に使われています。なかで中国の孔子という思想家は次のように述べています。
「智者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は恐れず」
この意味は「賢い人は道理をわきまえているので惑わされないし、仁の道に達した人は心がゆるやかで心配することがなく、勇者はどんな困難にも恐れることがない」ということです。この「」「」「勇」の3つを別名「三徳」とも呼び、人として大切な素養の一つだと考えていました。

ただし、孔子は次のようにも述べています。
「勇にして礼無ければ則ち乱す」
これは「勇気があることは大切だけど、節度がなければただの乱暴である」ことを表します。現在でも「向こう見ずの勇気」を「蛮勇」といい、「勇ましさ」「力強さ」は節度がなければならないと考えられているようです。

孔子が説く「勇」は誰しもが身に着けるべき能力です。わが子に「勇」の字を贈るなら、「真の勇気」を身に着けられるよう、「謙虚さ」も合わせて身に着けてもらいたいですね。

「たくましい男」になる「勇」

「勇」がもつ意味からは「たくましく力強い」印象を受けますね。活発に走り回る男の子の名前にピッタリの漢字だといえそうです。
「勇」の「勇ましい」「勇敢」なイメージを活かせば、「元気で活発な子に育ってほしい」「勇敢に新しいことに挑戦する子になってほしい」「大切な人を守れるたくましい子に育ってほしい」などが考えられます。

さらに四字熟語を使って願いを込めることもできますよ。知恵と勇気の両方が備わっていることを意味する「知勇兼備(ちゆうけんび)」から、「勇気と知恵で大きなことを成し遂げてほしい」と願いを込めたり、正義感があり誠実で勇敢なことを意味する「忠勇義烈(ちゅうゆうぎれつ)」から「真摯に物事を取り組める子になってほしい」と表現したりできます。

これから生まれてくる赤ちゃんが、「たくましさ」「力強さ」を基に大きく育ってくれるよう、「勇」に素敵な願いを込めてあげてくださいね。

【組み合わせて使われる漢字】
(ユウキ)
(ユウスケ)
(ユウタ)
(ユウト、ハヤト)
(ユウト、ハヤト)
(ユウト、ハヤト)
(ユウマ)
(ユウヤ) など

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