俊の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
「俊」は「俊足」や「俊敏」などの熟語から、何かに長けているイメージがあります。名前でもよく使われ、「シュン」「トシ」の響きはよく知られていますね。この一字にはどんな意味があるのでしょうか。「俊」を使って素敵な名付けができるように漢字の意味や由来、名付けのポイントをご説明します。
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「俊」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 9画 |
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音読 | シュン |
訓読 | すぐ(れる) |
名乗り | すぐる、たかし、とし、まさり、まさる、よし |
意味 | 1. 優れる。優れている
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由来/ 成り立ち |
「夋」は「高くて大きい」様子を表し、「亻(にんべん)」と合わせて「高くて大きい人→抜き出た人」と変化した。 |
説明の 仕方 |
俊敏の俊 |
「俊」の意味や由来は?
「俊」の漢字を左右に分解すると、右側の「夋」の上部にある「ㇺ」は上に尖っている様子を表して「高くて大きい」の意味をもちます。これに人を表す「亻(にんべん)」を組み合わせて「高く大きい人→抜き出た人→才知に優れている人」という意味が生まれました。
ちなみに「シュン」と読む漢字は他にも「駿」や「峻」などがあります。ツクリに「夋」があることから、「高くて大きい」の意味を共有し、「駿」は「高く大きい馬→優れた馬、足の速い馬」、「峻」は「高く大きい山」のような意味になります。それぞれヘンの意味を修飾しているというわけですね。
意味や画数がそれぞれで異なるので、違いを考慮しながら納得のいく漢字を選んであげてください。
「俊」は名付けに人気の漢字?
「俊」は男の子の名前で以前から「シュン」「トシ」の響きでよく使われています。
「シュンスケ」「シュンペイ」など「シュン」の響きはどこか爽やかで人気があり、詩人の谷川俊太郎(シュンタロウ)さんや、海外でも活躍したサッカー選手・中村俊輔(シュンスケ)さんの名前で見かけますね。「トシ」の響きを使った名前は、たとえば俳優の西島秀俊(ヒデトシ)さんなどが挙げられます。
どちらかというと男の子の印象が強い漢字なので、女の子の名前に使うなら俊美(トシミ)や俊世(トシヨ)などが考えられます。男の子の名前と間違われないように、女の子らしい漢字と組み合わせて使うようにしてください。
「俊」がもつイメージは?どんな願いが込められる?
「俊」の漢字は「秀」「優」などと並び、「何かに優れている、長けている」様子を連想できます。「俊」を用いた言葉に「智徳俊英(チトクシュンエイ)」という四字熟語があり、知識も徳も持ち合わせた人のことを指します。まさに「人間性がすぐれている様子」をうかがえますね。
願いや想いを込めるなら、「才能が溢れ、行動力のある子に成長してほしい」「状況を見て冷静に判断を下せる人になってほしい」などが考えられます。
ほかにも「賢い子になってほしい」「運動のできる子になってほしい」「友達作りの上手い子に」など様々に考えられそうです。
どんな才能をもった子に育つのか、想いを巡らせながら素敵な名前を考えてあげてくださいね。
【組み合わせて使われる漢字】
俊輔(シュンスケ)
俊介(シュンスケ)
俊哉(シュンヤ、トシヤ)
秀俊(ヒデトシ)
俊太郎(シュンタロウ) など
俊美(トシミ)
俊世(トシヨ) など