珠の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
「真珠」という言葉で使われているように、「珠」は「ジュ」と読むことがよく知られています。名付けにおいても、この「ジュ」の響きで「杏珠(アンジュ)」や「珠理奈(ジュリナ)」と個性的な名前に使われます。「珠」を使った素敵な名前を考えられるように漢字の意味や由来、名付けのポイントをご説明します。
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「珠」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 10画 |
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音読 | シュ |
訓読 | たま |
名乗り | じゅ、す、み |
意味 | 1. たま。貝類の体内から産まれる丸い玉
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由来/ 成り立ち |
ツクリにある「朱」は「丸い」の意味で用い、「玉」を表す「王ヘン」と組み合わせて「丸い玉」を表す。 |
説明の 仕方 |
真珠の珠 |
「珠」の意味や由来は?
「珠」は真珠に代表されるような「貝類の体内で生み出される丸い玉」を意味する漢字です。これは漢字のツクリにある「朱」が「丸い」の意味をもつことに由来します。
そもそも「朱」の成り立ちは、「木」という漢字に横棒の「一」を合わせた形で、木の幹の中心に印をつけた状態を表します。そして、幹の芯が少し赤みがかっていることから「朱色」の意味が生まれ、その特徴がある「松や柏の類の樹木」を指すこともあります。
そして、「朱」の意味を「幹の真ん中→円の中心→丸い」と連想させて、そこに玉を表す「王ヘン」とあわせて「丸い玉」の意味が生まれました。
女の子の名乗りが多い「珠」
「珠」は「ジュ」「タマ」「ミ」など、女の子の名前で使える名乗りがたくさんあります。
前述した通り、杏珠(アンジュ)や珠理奈(ジュリナ)など「ジュ」の響きで使われることは多くあります。それと並んで「ミ」の響きもよく使われています。中でも「ミユ」の響きが人気で珠由、珠優、珠佑と使われたり、他には瑠珠(ルミ)のように止め字としても使われます。
「珠」にはどんなイメージがある?
「珠」からはどんな印象を受けますか?多くの人は最初に「真珠」を連想すると思います。「珠」を名前に使うなら、この「真珠」のイメージを膨らませてみましょう。
真珠(パール)は装飾品として女性がネックレスなどで身に着ける宝石です。日本は真珠の産地として有名で、古くは邪馬台国の卑弥呼が中国に献上したことから、「日本最古の輸出品」といわれています。
花に花言葉があるように石にも石言葉があり、真珠には「健康・富・長寿・清潔・素直」などがあります。ここから、清らかで品がある「女性の美しさ」「高貴」「柔和な様子」を連想できます。大人の余裕を感じさせ、「心が落ちついている」様子がうかがえますね。この安定した日常から「健康」の石言葉ができたのでしょう。
また、「珠」を使った言葉に「掌中之珠(ショウチュウノタマ)」という四字熟語があり、「自分の中で一番大切なこと」また「最愛の子供」を意味します。自分の子供につけるにはピッタリの漢字といえそうですね。
「珠」の一字に精一杯の愛情を込める
「珠」に願いを込めるならどのようなものがあるか、先ほどのイメージを活かして見ていきましょう。
たとえば、「女性の美しさ」「高貴」からはシンプルに「魅力的で美しい女性になってほしい」と願いを込められそうですね。「心が落ちついている」「柔和な様子」から「気配りのできる人に」「優しく手を差し伸べられる人になってほしい」なども考えられます。
また、真珠を磨いてキレイなものに仕上げるように「常に自分を磨いて研ぎ澄ませていってほしい」と表現することもできそうです。
最愛の子供の名前に「珠」の一字はもってこい。素敵な女性になるよう「珠」に願いを込めて美しい名前をプレゼントしてあげてくださいね。
【組み合わせて使われる漢字】
杏珠(アンジュ)
珠莉(ジュリ)
珠央(ミオ)
珠由(ミユ)
珠優(ミユ)
珠佑(ミユ)
珠理奈(ジュリナ) など