亜の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
「亜衣」や「亜季」など女の子の名前で目にする「亜」。ほかには「亜細亜」「亜鉛」などの言葉に使われているのを見たこともあると思います。ただ、よく目にはしていてもどのような意味があるのか、なかなかピンときませんね。「亜」を使って素敵な名付けができるように漢字の意味や由来、名付けのポイントをご説明します。
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「亜」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 7画 |
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音読 | ア |
訓読 | つ(ぐ) |
名乗り | つぎ、つぐ |
意味 | 1. 次。次位
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由来/ 成り立ち |
「亜」は古くは「亞」と書き、建物の土台を表している。 |
説明の 仕方 |
亜細亜(アジア)の亜 |
「亜」の意味や由来は?
「亜」は古くは「亞」と書いて、「次」「二番目」などの意味をもつ漢字です。「亜細亜(アジア)」のように「ア」の当て字で使われる漢字だと思うかもしれませんが、きちんとした意味があります。
「亞」は建物の土台を表現する文字で、その土台の上に建物が築かれることから「上から押さえられている→トップに出られない」と変化して「次」「二番目」の意味をもつようになりました。
また、「亞」の成り立ちは王様や貴族などを埋葬したお墓の形を表したとする説もあります。
「ア」の響きには「亜」
「亜」は女の子の名前で「ア」の響きによく当てられます。実は、女の子の名前に使われる漢字で素直に「ア」と読めるものは少なく、「愛(アイ)」や「彩(アヤ)」などを縮めて「ア」と読ませているケースがほとんどです。そんな中で「亜」は一字一音で読める漢字として重宝されています。
直線が多くて子供でも書きやすく、左右対称でバランスがよい字面が特徴で、比較的他の字とも合わせやすいといえます。明治安田生命の名前ランキングでは、亜美(アミ)が1999、2004、2006、2007年に、優亜(ユア、ユウア)が2011年にランクインしています。
男の子には、斗亜(トア)、聖亜(セイア)、亜嵐(アラン)、亜斗夢(アトム)など特徴的な響きをもつ名前に使われます。これは一字一音の「亜(ア)」の特徴が良く出ています。
「ア」の響きをもつ漢字は「明(アキ)」や「篤(アツ)」「蒼(アオ)」のように二音目が決まっているものが多いので、寛明(ヒロアキ)、篤人(アツト)、蒼生(アオイ)のように組み合わせて使われます。一方、「亜」は前後に漢字を組み合わせ「○○ア」「ア○○」のように二音目が決まっていないので、響きを優先した特徴的な名前に使うことができます。
「亜」にはどんな願いや想いが込められる?
「亜」は「ア」の響きに当てられる漢字なので、意味を強調したり、願いを込めて使われたりすることはあまりありません。
もし「亜」の一文字にも願いを込めるなら、特徴をとらえて考えてみましょう。たとえば、「次」「二番目」という意味からは「謙虚に一番を目指してほしい」「おしとやかな子に」という願いが考えられそうですね。「陰で主役を支えられる縁の下の力持ちに」と表現することもできそうです。
「亜」は主張の少ない漢字なので、組み合わせる漢字に意味をもたせて素敵な名前を考えてみてくださいね。
【組み合わせて使われる漢字】
亜衣(アイ)
亜紀(アキ)
亜子(アコ)
亜美(アミ)
亜弥(アヤ)
優亜(ユア、ユウア) など