利の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
「勝利」「利益」など、ポジティブな言葉に使われる「利」。赤ちゃんの名前に使ったらいいことがありそうな気もしますね。でも、「利」だけでどんな意味があるのでしょうか。「利」の意味やイメージを理解してより良い名前を考えられるように、漢字の意味や由来、名付けのポイントをご説明します。
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「利」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 7画 |
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音読 | リ |
訓読 | き(く) |
名乗り | かが、かず、さと、と、とうる、とおる、のり、まさ、みち、みのる、よし、より |
意味 | 1. 鋭い
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由来/ 成り立ち |
「禾」は穀物、ツクリの「刂(りっとう)」は刃物を表し、2つを組み合わせて「穀物を刈り取る様子」を表す。 |
説明の 仕方 |
勝利の利 |
「利」の意味や由来、名付けのポイントは?
「利」は「鋭い」「役に立つ」「もうけ」「良い、順調な」など、様々な意味がある漢字です。たくさんの意味をもつ理由は、漢字の成り立ちを見るとよくわかります。
ヘンの「禾」は穀物を表し、ツクリの「刂(りっとう)」は刃物を表し、2つを組み合わせると穀物を刈り取る様子になります。「稲を刃物で刈り取る収穫時期」を想像してみると、刈り取る刃物の切れ味が「鋭い」という意味が生まれ、そこからするどい刃物は「役に立ち」、刈り取った穀物を売ると「もうけ」になります。また、切れ味の良い刃物を使うと作業が「順調」に進みますね。「稲を刈り取る様子」からそれぞれの意味が生まれています。
「利」はどちらかというと男の子の名前によく使われます。名乗りはいくつかありますが、「リ」や「トシ」の読みで使われることが多く、勝利(ショウリ)、利駈(リク)、利明(トシアキ)などの名前が見られます。「トシ」の頭文字「ト」だけを止め字として使う、佑利(ユウト)、春利(ハルト)などの使用例も増えています。
女の子での使用例は多くありませんが、朱利(アカリ)、利花(リカ)、利菜(リナ)、優利(ユウリ)など「リ」の響きを活かした名前が見られます。
【「リ」の響きをもつ漢字】
「莉」「李」「理」「璃」「梨」など
「利」は商才があり、縁の下の力持ち
「利」はポジティブな意味が強いので、それを活かして名前にも素敵な願いを込めてあげたいですね。「もうけ」を得るには商才が必要なので、そこから「賢い子になるように」と考えられますし、「役に立つ」の意味からは「周囲の人の役に立つような人になってほしい」「縁の下の力持ちとして周囲の信頼を集める子になってほしい」などを考えることもできます。
「利」は色々な意味をもつ漢字なので、自分たちならではのイメージを膨らませてみましょう。「利」がもつイメージを最大限に活かした素敵な名前をプレゼントできるといいですね。
【組み合わせて使われる漢字】
勝利(ショウリ)
利明(トシアキ)
利和(トシカズ)
利紀(トシキ)
春利(ハルト)
佑利(ユウト、ユウリ)
利仁(リヒト)
利駈(リク) など