の意味は?名付けのポイントを徹底解説!

「史」の漢字を目にすると、すぐに「歴史」という言葉を連想する人が多いのではないでしょうか。「伝統」を重んじ、物知りで「博識」な印象与えてくれる漢字です。では、この漢字はどのような願いを込めて名前に使われるのでしょうか。「史」を使って素敵な願いを込められるように、意味や由来など、名付けのポイントをご説明します。

更新日:

「史」漢字の読みや画数の基本情報

画数 5画
音読
訓読 ふみ
名乗り さかん、じ、ちか、ちかし、てる、のぶ、ひさ、ひと、ふの、ふひと、み
意味

1. 主君や国の記録を司る役人
2. 歴史の書。ふみ
3. 天文を司る役人
4. 長官に従属する役人

由来/
成り立ち
「(神様への)祈りの祭り」の様子を表現したのが「史」。そこから、その祭りの記録を残す人を指すように。
説明の
仕方
歴史の史

「史」の意味や由来は?

本

「史」は「中」と「又」を組み合わせて生まれた漢字です。「中」は1本の木に、神様へのお祈りに使う器をつけた形を表し、「又」は右手を表します。こうして、「右手で木をもち、神様への祈りの祭り」を行う様子を表現したのが「史」です。そのため、もともと「祭り」の意味で使われ、後に「祭りの記録残す人→主君や国の記録をつかさどる役人」を指したり、書物に記録を残していたことから転じて「歴史の書」の意味で使われたりするようになりました。

「史」にはどんな読みがある?

「史」は「シ」「ジ」「フミ」など様々な響きで名前に使われる漢字です。
なかでも「シ」「ジ」の響きで使われることが多く、男の子で蒼史(アオシ)や篤史(アツシ)、誠史郎(セイシロウ)、浩史(コウジ)、瑛史(エイジ)など、女の子なら史織(シオリ)や史穂(シホ)、史乃(シノ)などが見られます。
また、「フミ」の響きを用いれば暁史(アキフミ)、孝史(タカフミ)、佳史(ヨシフミ)、史恵(フミエ)、史花(フミカ)など男女それぞれの名前を考えられます。

ほかにも「アヤ」「チカ」「ノブ」「テル」「ヒト」などの名乗りがあるので、漢字の組み合わせで様々な名前を考えられそうですね。

【「シ」「ジ」の響きをもつ漢字】
」「」「」「」など

未来を切り開く「史」

「歴史」「日本史」「史料」「史遷」など「史」を使った言葉からは「歴史の重厚さ」「伝統」、知識が豊富で「物知り」「読書家」などの言葉が連想されますね。
「史」を使った言葉に「史に三長あり」という故事があり、これは「歴史書を編集する人が備える3つの長所」すなわち「才知・学問・識見」を表します。ここからも「聡明」な様子を想起させてくれます。
「歴史、伝統」「物知り、聡明」などの言葉をもとに願いを込めると、「落ち着いた振る舞いのできる子に」「豊富な知識を人のために役立てるような人生を」「読書好きな子に育ってほしい」と願いを込めることができます。

過去の失敗を教訓にこれから先の「未来を切り開く」ようなたくましい子に育ってほしいですね。「史」を使った素敵な名前を赤ちゃんに贈ってあげてください。

【組み合わせて使われる漢字】
史(アオシ)
史郎(セイシロウ)
史(エイジ)
史(アキフミ)
史(ヨシフミ) など

(シオリ)
(シホ)
(シノ、フミノ)
(フミエ)
(フミカ) など

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