煌の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
「煌」は男の子の名前で見かける機会が増えた漢字です。ツクリに「皇帝」の「皇」が入っていて勇ましい印象があり、字面もカッコ良いので人気があります。ただ、名前で使う場合には一文字でどんな意味や由来があるのかを知っておきたいですね。「煌」を使って素敵な名前がつけられるように、名付けのポイントをご説明します。
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「煌」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 13画 |
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音読 | コウ |
訓読 | かがや(く)、きら(めく) |
名乗り | あき、あきら、てる |
意味 | 1. きらめく。輝く
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由来/ 成り立ち |
「皇」は「輝く」の意味があり、「火」と組み合わせて「輝くばかりに火が燃える様子」を表現した。 |
説明の 仕方 |
「火」に皇帝の「皇」 |
「煌」の意味や由来は?
「煌」は「きらめく、輝く」の意味をもつ漢字です。この由来はツクリにある「皇」の字と深い関係があります。
「皇」は「皇帝」や「天皇」など、位の高い人に使われているイメージがありますが、このイメージは漢字ができた少し後に定着したもので、もともとは「美しい」「輝く」の意味をもつ漢字でした。そして、国や土地を治める統治者を讃え、それを神々しい光り輝く存在とみなすことで、皇帝や天皇のように「皇」の字が当てられました。
そして徐々に本来の意味が薄れていった結果、「皇」が本来持っていた「きらめく、輝く」を意味する漢字がなくなってしまうからと考え出されたのが「煌」です。「火」と「皇」を組み合わせて「輝くばかりに火が燃える様子」を表現し、「皇」がもっていた「美しい」「きらめく、輝く」の意味を継いで使われるようになったのです。
輝いて光が当たっている様子から「明らか」、輝くほど火が燃え上がる様子から「盛ん」という意味も生まれました。
「コウ」の響きで人気の「煌」
「煌」は、2004年から人名に使えるようになった新しい人名漢字で、字面のカッコよさ、「コウ」の響きの使いやすさなどから、すぐに男の子の名前で人気が出始めました。
明治安田生命の名前ランキングでは2006年に初めてランクインして以来、年々順位が上がり、2013年には煌大(コウタ、コウダイ)の名前で21位にランクインしました。他にも「コウ」の響きを使って煌生(コウセイ)、煌介(コウスケ)、煌平(コウヘイ)などの画数の少ないシンプルな漢字との組み合わせでよく使われています。
ちなみに「コウ」の響きをもつ漢字はほかにも「晃」「公」「航」「紘」などが挙げられます。
女の子の場合は「アキ」や「キラ」の名乗りで使われることが多く、煌奈(アキナ)、千煌(チアキ)、煌里(キラリ)、煌羅(キララ)のように特徴的な響きの名前を考えられますよ。ただし、男の子のイメージが強いので、女の子らしい漢字と組み合わせるのがおすすめです。
明るくキラキラした印象の「煌」
「煌」には「燃え上がった火のきらめき」という意味があることから、文字通り「キラキラと明るい」イメージがあります。字の中に「皇」が入っていることから「神々しさ」や「スケールの大きさ」を想起させ、壮大で輝いている様子を感じさせてくれます。
また、「さかん」の意味からは「勢いが良く積極的」に動き回るような元気な姿を想像することも出来ますね。
「煌」には「元気でキラキラした」印象があるので、無邪気に遊ぶ子どもにピッタリの漢字といえます。
「煌」に輝かしい未来への願いを込める
人気の「煌」の一字に、ぜひ素敵な想いや願いも込めてあげてください。
「キラキラと明るい」イメージからはシンプルに「これから輝かしい人生を送ってほしい」「目に映る全てが輝くような明るい未来になりますように」という願いを考えられます。他にも「スケールの大きさ」「積極的に動き回る」のイメージからは「心の広い子になってほしい」「活発で運動のできる子に」という想いも表現することができます。
「煌」は人名漢字として新しく、「キラ」の響きも珍しいので、新鮮な印象があります。「煌」を使って、想いが込もった素敵な名前を赤ちゃんにプレゼントしてあげてください。
【組み合わせて使われる漢字】
煌基(コウキ)
煌汰(コウタ)
煌大(コウタ、コウダイ)
煌介(コウスケ)
煌雅(コウガ)
智煌(トモアキ) など