麗の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
「美しさ」をすぐに連想させる「麗」。「容姿端麗」「綺麗」など、華やかなで明るい印象を与え、字面も個性的で「名前に使ってみたい」と考える人も多いのではないでしょうか。名前に使うなら意味や名付けの注意点がないかも知っておきたいですね。「麗」を使った素敵な名前を考えられるように名付けのポイントをご説明します。
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「麗」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 19画 |
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音読 | レイ |
訓読 | うるわ(しい) |
名乗り | あきら、かず、つぐ、つら、よし、より、ら、れ |
意味 | 1. うるわしい。美しい。華やか
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由来/ 成り立ち |
漢字下部の「鹿」は動物の「シカ」を表し、その鹿に生えている角を「丽」で表現している。綺麗に生えそろっていることから「美しい」の意味に。 |
説明の 仕方 |
綺麗の麗。「うららか」 |
「麗」の意味や由来は?
「麗」は「綺麗」「華麗」などの言葉に使われていることから「美しい」の意味は有名ですね。そのほかにも「連なる、並ぶ」や「対(つい)」などの意味をもっています。これは漢字の成り立ちを読み解くことで理解できます。
「麗」の字の下部にある「鹿」は動物の「シカ」を表し、生えている角を表したのが「丽」です。左右一対のシカの角から「連なる、並ぶ」「対」の意味が生まれ、綺麗に生えそろっている様子から「美しい」の意味が生まれました。
日本独自では独自の意味ももつようになりました。「うららか」と使って「空が明るく晴れてのどかなこと、声が朗らかで明るいこと」を意味します。これは「麗」のもつ「美しさ=好ましさ」を「空」や「声」に重ねたことが由来です。
見た目も響きも個性的な「麗」
「麗」は「美しい」という意味をもつことから、女の子らしさを表現するにはピッタリの漢字です。「レイ」の響きを使って一文字名前で麗(レイ)や漢字を組み合わせて麗那(レイナ)、麗香(レイカ)、美麗(ミレイ)と使われたり、「レ」の音だけを使って麗唯(レイ)や純麗(スミレ)、恵麗奈(エレナ)と使われたりします。
「レイ」「レ」の響きをもつ漢字は、ほかにも「怜」「礼」「零」などが挙げられますが、「麗」の印象的な字面を好んで名付けに使う人も多いようです。ただし、画数が多いので、漢字を組み合わせるなら画数の少ないスッキリとした字がおすすめです。
「うららか」の意味を短縮した「ウララ」という個性的な響きもあるので、女の子らしいかわいい名前を考えられそうですね。
「麗」を使うときの注意点は?男の子に使うのはおかしい?
「麗」は「美しい」や「うるわしい」など、女性の名前にピッタリな意味をもつ漢字です。なかには「意味がストレートすぎて名前負けしてしまうのでは?」と心配になる人もいるようです。しかし、これから生まれてくる愛しいわが子に「綺麗に育ってほしい」と思うのは、親としての最大限の愛情表現ともいえます。漢字の印象は人によってとらえ方が違うので、自分たちなりの願いや想いを込めてあげましょう。
また、女の子の名前でよく見る漢字なだけに、「男の子の名前に使っていいものだろうか」と考える人もいます。麗翔(レイト)や麗士(レイジ)、麗生(レオ)など見た目に華やかでかっこいい名前として使われているので、考えすぎる必要はありませんよ。
女性の上品さを感じさせる「麗」
「きらびやか」で「明るい」印象をもつ「麗」を名前に使うなら、願いや想いもぜひ込めてあげましょう。
真っ先に考えられるのが「美しく上品な人になってほしい」というものではないでしょうか。「眉目秀麗(びもくしゅうれい)」「容姿端麗(ようしたんれい)」と外見の美しさに関係した言葉に使われているのですぐに思いつきそうですね。
また、「うららか」という意味は「明るさ」や「心がくつろぐこと」を表しているので「人柄が明るい子になってほしい」「人を和ませられるおおらかな子になってほしい」と願いを込めてもいいですね。
さらに明治時代の音楽家・滝廉太郎の代表曲『花』の一節、「春のうららの隅田川」とからめて「春」の季節から願いや想いを考えることもできますよ。
「麗」は美しい意味を表す漢字なので、外見に限らず内面も磨いてチャーミングな性格の持ち主になってもらいたいですね。「麗」に素敵な想いを込めて名前を贈ってあげてください。
【組み合わせて使われる漢字】
純麗(スミレ)
美麗(ミレイ)
麗唯(レイ)
麗那(レイナ)
麗香(レイカ)
恵麗奈(エレナ) など