の意味は?名付けのポイントを徹底解説!

「遼」はプロゴルファーの石川遼選手のように、「リョウ」の響きで男の子の名前によく使われます。しかし、響きは知っていても詳しい意味は分からない、という人も多いのではないでしょうか。名前に使うなら意味や由来、どんなイメージの漢字なのかも押さえておきたいですね。「遼」を使った名付けのポイントをご紹介します。

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「遼」漢字の読みや画数の基本情報

画数 15画
音読 リョウ
訓読 はる(か)
名乗り とお、はるか
意味

1. はるか。遠い
2. ゆるめる。ゆるくする
3. 河の名前。遼河を指す
4. 王朝の名前
5. 国名。西遼を指す

由来/
成り立ち
かがり火を表現した「尞」と「行く、進む」などの意味をもつ「辶(しんにょう)」を組み合わせて「遠くのかがり火」を表現している。
説明の
仕方
プロゴルファーの石川遼選手の「遼」

「遼」の意味や由来は?

遠い

「遼」は「はるか、遠い」といった時間的・空間的な隔たりを表す漢字です。この意味は漢字の右側にある「尞」の成り立ちが深く関わっています。

「尞」は、もともと下部の「小」に「火」という字が当てられており、積み上げた木を燃やす様子を表現していました。これを「かがり火」といって、夜間の警護などのために周囲を照らす目的で使われていました。この「火の明かり」は遠くからでも目視できたため、物理的な距離を表して「はるか、遠い」の意味が生まれたのでした。これに「辶(しんにょう)」が加えられたのは、「行く、進む」、あるいは「道」の意味をもたせて、さらに「物理的な距離」を想起させるためだと考えられます。

「リョウ」「ハル」などの人気の響きをもつ「遼」

「遼」は「リョウ」の響きをもつ漢字の中でもトップクラスの人気があり、明治安田生命の名前ランキングに2004〜2015年の12年間で7度ランクインしています。特に「遼(リョウ)」の一文字名前が男の子に人気で、ほかにも漢字を組み合わせて遼太(リョウタ)や遼司(リョウジ)、遼介(リョウスケ)、遼平(リョウヘイ)、遼也(リョウヤ)などの名前を考えることができます。
また、最近人気が高まっているのが「ハル」の名乗りで、「ハルト」の響きに当てて遼斗や遼翔、ほかにも遼紀(ハルキ)や遼真(ハルマ)、雅遼(マサハル)など、女の子なら遼香(ハルカ)や遼奈(ハルナ)、美遼(ミハル)、千遼(チハル)などの名前を考えることができます。

「遼」のイメージは?

「遼」は距離や時間の隔たりを表す漢字なので、「壮大」「スケールの大きさ」を連想させる漢字です。「」「」「」「」など「リョウ」の響きをもつ漢字の中でも「スケールの大きさ」を感じさせるのが「遼」です。

「遼」に大きな可能性込めて名前を贈る

「スケールの大きさ」を連想させる「遼」を使って、名前に願いや想いを込めるならどんなものが考えられるでしょうか。
まず思いつくのが「スケールの大きな人に」「何か大きなことを成し遂げてほしい」という願いです。「大きさ」から連想して様々な願いが込められそうですよね。
また、距離的・時間的な遠い場所というのは周囲からの刺激を受けにくいので「ゆるやか」「余裕のある」と連想して「ゆったりとおおらかな子に」「寛大な心の持ち主に」と表現することもできます。

のんびりとした中にも壮大でたくさんの可能性を秘めているのが「遼」です。「リョウ」の響きもスッキリかっこいい印象を与えてくれるので名前にピッタリの漢字といえそうですね。「遼」を使った素敵な名前をプレゼントしてあげてください。

【組み合わせて使われる漢字】
(ハルキ)
(ハルト)
(ハルト)
(ハルマ)
遼(マサハル)
(リョウジ)
(リョウタ)
(リョウヤ)
(リョウスケ)
遼平(リョウヘイ) など

(ハルカ)
(ハルナ)
千遼(チハル)
遼(ミハル) など

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